今年をちょっと振り返ります

今年をちょっと振り返ろうかと思います。
というのも、DeNAの前社長の南場智子さんのブログを拝見して、ふと思い立ちました。(南場さんのブログはこちら
南場さんのこのブログの記事はとても素晴らしいので、ぜひご一読されることをオススメします。私はあまりのカッコよさに感動を覚えました。カッコよいという言葉で済ませるのは短絡的ですが、こんなことを発信できることが凄いです。


さてさて、、、私個人の思いをこれからつらつら書きます。

やはり今年の最大の出来事は東日本大震災でした。私が生まれ育った、そして行ったことのある宮城のたくさんの街で大きな被害がありました。
10ヵ月の時間が経ち、少し冷静に振り返ることができるので、ブログに書いてみようと思います。

石巻市に住む私の親戚は命は助かったものの、家は流されました。その家は平屋でしたが、とても大きな家で小学校までは毎年遊びに行っていたおうちです。でも、飼料関係の商売をやっていたおじさんは、もう一度会社を再建すべく、日々奔走していると私の母から聞きました。復興に向け前に進むその親戚にとても頭が下がります。

また以前のブログでも書きましたが、中学校のとき、生徒会長だった同級生はあの石巻市の大川小学校の先生でしたが、報道でもご存じのとおり、教え子たちの多くと津波に飲まれて命を失いました。後日、遺体が発見されたことがご家族にとって唯一の救いだったのかもしれません。小学生のお子さんも二人いたようですが、ご家族のことを思うと今も胸が締めつけられる思いがします。

さらに話は変わりますが、3月の終わりには大学の部活の後輩が、前触れもなく、突然倒れて、そのまま意識が戻ることなく帰らぬ人となりました。通夜に行くまで信じられませんでしたが、その現実に直面して、今の自分は本当に一生懸命生きているのかどうか、自問自答を続けています。

そして5月にほんの数日行った仙台市のボランティアでは、沿岸地域の変わり果てた姿に言葉を失いました。それを見て、今、自分にできることは何だろう?と東京に戻ってから思い返す日々が続いています。実際、何もできていないのが実態です。


今、東京にいると、3月に起きた震災をみんなが忘れてしまったような感覚に襲われ、報道などの被災地の話題がとても空虚に感じられます。本当に大事なことが見失われているようにも思います。ライフネット生命の岩瀬さんのブログをよく拝見するのですが、この記事がとても印象的でした(こちらのブログ)。この国を変えるのは難しいと。。。いつからこんなわがままな国になったのか、私自身も反省しないといけません。。。


会社では、正直なところ、特に3月までいた部署で2年間全く成果がだせず、一方で周りの優秀な人たちの仕事ぶりに落ち込むことが多く続きましたし、一時、そのときの上司を恨むこともありました(ただし、これは単なる八つ当たりです)。4月に組織再編にともなって新しい部署に変わりましたが、この数年、何か小さなことも含めて達成したという気持ちを持つことができていません。


このように書くと、悩み多き人間のようにも見えますが(皆さんに比べるとちっちゃな悩みが多いだけなんですが。。。)、その一方でよかったこととして、今年は多くの出逢いがありました。特に同世代で頑張っている社外の方々とお会いすることが多く、ここ数年お付き合いしている社外の方から、こんな私を信頼してご紹介いただくことが多くありました。自ら積極的に皆さんのために動いていたことの積み重ねが、こうした出逢いにつながったように思います。30代後半でこんなこと言っていてはいけないのですが。。。でも、これが今年の唯一の救いだったように思いますし、そういった皆さんの期待を裏切らないようにしないといけないと実感しています。

ありきたりですが、上記の様々な出来事を通して、「人に支えられて生きている」ということを改めて実感した1年でした。


来年は我が家に子供が生まれます。だからこそ、今まで以上のペースで、もっと私自身が成長しないといけません。

来年がどういう年になるかわかりませんが、ひとつ言えることは、いつどんなことが起きても、それはよいことが起きても、そして悪いことが起きても「得意淡然、失意泰然」の気持ちを忘れずに日々過ごしていきたいと思います。

つれづれなるままに、年の瀬の三連休最終日のクリスマスの昼間にパソコンに向かって書いてみました・・・

すこし支離滅裂ですが、お許しください。