バイアウトの現場って・・・

本日のバイアウトの授業は、ちょっと変わった授業でした。

簡単にいうと3つのゲームをしました。
ある会社を買収するという設定で、2人一組になり売り手と買い手に分かれて、先生よりそれぞれ条件をあたえられて買収の交渉をするというものでした。お互いの条件はわからないという設定です。

これが意外に面白い!

私は、近くに座っていた1学年上の方と組みました。
3つのケースをやり、それぞれのゲームが終了したあと、各チームの買収価格を発表するのですが、これまたバラバラの結果になりました。

そして最後は、4人チームになって入札方式のゲームをやりましたが、参加者が増えれば買収価格は上がるとは、まさにそのとおりとなりました。一人が売却側、それ以外の3人は買収側にたってやりました。入札方式なので、買収側がどんな金額を出しているかわからず、しらずしらずのうちに価格が上昇している、ということでした。

これはわがチームだけではなく、他のチームも入札価格が予想以上に高かったです。
レッドソックスの松坂やヤンキースの井川のポスティングの入札価格が上昇した理由も改めて納得がいきます。


S先生曰く、
「買収価格は結局あってないようなもの。実際の現場では、いかに相手を納得させる数字と理屈をたてて交渉するかが勝負ですよ」
というお話をされてました。

学者出身の先生なら、そういう話はしないと思いますが、これまた実務家のお話だけに、なかなか面白いなあと思いました。


次回の授業では、日本の大手3大法律事務所でバイアウトでは私もお名前を存じあげている著名な先生がゲストスピーカーとしてくるようです。これまた楽しみです。