ケーススタディ:日産自動車
アカウンティングの授業でケーススタディとして日産自動車をやりました。
ご存じのとおり、カルロスゴーンが来てから、リバイバルプランを出して、そしてV字回復をした、日本の再生企業の典型的なケースです。
授業では、ハーバードビジネススクールの15ページぐらいのケースの英語論文をもとに、レポートを提出して、授業で議論するというものでした。
授業ではいろいろな意見がでましたが、いくつか印象的なものをみると、
- カルロスゴーンは、実は、初めからリバイバルプランをやる前から黒字になることをわかっていたはず
- 会計的にビックバス(多額の損失を初年度に計上するやり方)や退職年金や年金債務処理など実際のキャッシュの移動がなく会計上のテクニックもずいぶん駆使して、V字回復をより先鋭的にみせている
- 関係会社や系列会社の見直しを行った
などなど
さまざまな話がでました。
一番興味深かったのは、
カルロスゴーンを社長に据えた、前社長の塙さんがすごかったのではないか。
という議論もありました。典型的な日本企業ではなかなかできないことですね。
いろんな議論があり、ケーススタディは非常に面白かったです。