M&A講座最終回

今日は、リバティーアカデミーの社会人講座の最終回でした。

これまでの講師の方が、全員出席されていました。

最近のM&Aの状況などを、フリーディスカッション的に話をしました。皆さんおっしゃっていたのは、やはり日本のM&Aでうまくいった事例はそう多くはないということでした。

やはり売上高や利益があがる。株価が上がる。配当が増える・・・などなど
1+1=2ではなく、3や4となるようでなければ意味がないのかなと思います。

企業が、従業員が、そして投資家がみんなハッピーになるM&Aって、なかなか少ない印象があります。

今日のディスカッションでは、その数少ない成功事例のなかで、永守さんが率いる日本電産の事例が上げられていました。従業員を解雇せずに、モチベーションを保ちながら、不振企業の再生をしていく。単に企業をハコモノと見ずに、命ある、血の流れる生き物としてとらえることが大事のような気がします。

話がそれましたが、最後に思ったことは、「企業は人なり」といことでしょうか。
誰かの言葉を借りましたが、ここの行き着くような気がします。

不振だった日産自動車が復活したのも、単に財務数値をいじったのではなく、ゴーンさんがグループ全体の社員のモチベーションをあげる仕組みづくりをしたことが、復活への鍵になったのかもしれません。


いろいろ書きましたが、この2ヶ月間の講義も、今日で講義は終わりました。久しぶりに大学に通ってみて、改めて勉強が楽しいと感じました。大学の時にはあまり実感してませんでした。これからはもっともっと理論と実際の事例を勉強して、今後の実務に活かしていこうと思いました。