読書について書いてみます

大学を卒業するまで、私の読書量というのは少なかったような気がします。
小さい頃から、親にいつも「本を読みなさい」と言われ、小学校までは、いつも親の旅行や出張のお土産は本だったような気がします。

父は、読書家だったのですが、誰に似たのか私は読書はさっぱりで、テレビゲームは全くしませんでしたが、体を動かすことが好きで、いつも外に出ていたような気がします。ちなみに父が買ってくれた本は、すべて妹が読んでいた記憶があります。

そんな私ですが、大学に入学して、少しは本を読むようにはなったものの、まだまだでした。特に、就職活動を始めた頃から、読書量の少なさからくる自分の教養のなさを強く感じるようになりました。

遅まきながら、社会人になってから読書量が少しは人並みに近づきつつあります。


これからは、自分の印象に残っている本や、最近読んだ本を忘れないように、また読書記録のつもりで、少しづつ紹介していきたいと思います。


私が最も好きな作家のひとりで、つい最近お亡くなりになった城山三郎さんの作品から以下の2作を・・・追悼の意味も込めて

まずは「雄気堂々」

雄気堂々(上) (新潮文庫)

雄気堂々(上) (新潮文庫)

雄気堂々 (下) (新潮文庫)

雄気堂々 (下) (新潮文庫)

ご存知の方も多いと思いますが、城山作品の代表作のひとつで、日本経済の礎を築いた渋沢栄一の一生を書いた作品。江戸から明治への時代の変わりの目で、時代を読み、強い意志と行動力で、そして日本経済を発展させるために、日本に株式会社制度を導入させた渋沢を描いた作品です。

単行本で2冊ですが、1日半ぐらいであっという間に読んだような気がします。。
本当に面白かったなあ〜。特に渋沢の心情をうまく描写していたと思います。


そして、もうひとつが、これも城山作品の代表作「男子の本懐」

男子の本懐 (新潮文庫)

男子の本懐 (新潮文庫)

昭和の初めに財政再建のために内閣の重要課題として「金解禁」を行った浜口雄幸井上準之助を書いた作品。二人の強い意志と命賭けで、日本のために働く二人の姿を書いた作品。最後に二人は暗殺され、非業の最期を遂げるまで、オトコの生き様が凄く印象的でした。こんなカッコイイ二人はいない。。と感じた作品でした。


今の私はまだまだ「命賭け」で仕事している、なんて感じではないですね・・・

がんばります。