レバレッジリーディング実践!

先日からレバレッジリーディングを実践しています。

この週末から本日まで、2冊の本を読みましたので、ご紹介したいと思います。MBAの経営戦略の初心者向けの本と言われて、さまざまな書評で絶賛されている本です。


その2冊の本の著者は三枝匡さんです。
本の紹介の前に、三枝さんの経歴を簡単に紹介すると、、、

国内メーカーで数年勤務した後、ボストンコンサルティンググループに移り、その間にアメリカの本社でも勤務し、スタンフォード大学でMBAを取得。その後日本に戻って、30代の間に赤字会社やベンチャー企業の再建や、ターンアラウンドマネージャーなどを行い、40代でメーカーのミスミグループの代表取締役を勤め、売り上げを倍増させた人です。

若いうちから、経営の中枢で、まさに経営戦略を実践した人です。

そんな三枝さんが、自分の経験から経営戦略について書いた本です。よくMBAの経営戦略の本を市販されていますが、ケーススタディとはまたちょっと違って、非常に臨場感がありながら、そのなかにいろんなポイントが散りばめられています。各章の最後に、コンサルタントからみたポイントを明示されています。これが目からうろこです。

それでは読んだ本を・・・
まずは、「戦略プロフェッショナル」

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主人公が大手鉄鋼メーカーに、会社の中枢にいながら、赤字の子会社:ハイテクベンチャーを立て直すストリーになっています。主人公は三枝さん本人をイメージして、自分の経験をもとに書いた小説です。

内容の詳細は控えますが、現状分析、典型的な日本企業の問題点、戦略スト−リー、選択と集中、そして実践といったところが、非常にリアルに描かれています。

最後に、自らの30代のチャレンジについて記載されていました。
それに比べて私は・・・言うまでもありませんが、まだまだチャレンジが足りないです。

そして、ついさっき読み終わったのが、これ
「V字回復の経営」
サブタイトルが、「2年で会社を変えられますか」というものです。

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こちらも、主人公の設定が少し違いますが、瀕死寸前の国内メーカーを、一人の50代前半のバリバリの社員に社長が全てを託して、主人公がくすぶっている若手を上手く徴用していきながら、企業再生をしていくというスートリーです。ストーリーは現実にあった話で、登場人物も実際の人物と同じのようです。


「戦略プロフェッショナル」の後に書かれた本なので、さらにリアルに、よりポイントが多く散りばめられています。

実際にプレゼンに使われたパワーポイントの資料や、最後にポイントを箇条書きにするなどなかなか、読みやすい構成になっています。


上記の2冊とも、時間を見つけてもう1回ぐらい読みたいと思います。


これに、三枝さんの三部作であと1冊、「経営パワーの危機」という本がありますが、これはまだ読んでないので、これから読もうと思います。これは、また今度紹介します。

この3冊は、いずれも単行本サイズになっているので、電車のなかで読むことができます。