旅行中に読んだ本

この1週間の旅行中に何冊か本を持っていったのですが、けっこう疲れていて、特に前半は読書ができませんでした。

その中で、移動中の電車や船の中で、1冊の本を読んだのでご紹介します。それは、以前ちょっと触れた三枝匡さんの書いた「経営パワーの危機 〜会社再編の企業変革ドラマ〜」という本です。三枝さんの本の三部作のうち2冊目に書かれた本です。(他の2冊は以前紹介しました:2007年7月23日のブログです:http://d.hatena.ne.jp/uzzuman/20070723

この本のストーリーは、ある大企業が後から出資した子会社が不振に陥り、その子会社の再建に30代後半のバリバリの若手を登用する。そして再建のドラマを書いた本です。その登用した若手は、子会社の再建をしながら、将来、その親会社の中核を担う人材として育てる。というストーリーになっています。

以前読んだ2冊と同様に、戦略、財務、人事、R&Dといったさまざまな観点から、不振企業にメスを入れるという形になっています。(実際の事例を、単行本用に少し脚色しているので、かなりリアルです)



内容は特に以前の2冊と大きく違いがあるわけではないのですが、本を読みながらある問いが私の頭のなかをよぎりました。

その問いは、

私にはこれから、このような30代を過ごすことができるのか。いや、このような30代から40代を過ごすための準備ができているのか。

ということでした。
そして、今の私の答えはこうです。

残念ながら、今の私にはそのような準備はできていません。


鹿児島からの帰りの飛行機のなかで、私は自分の将来について、ふといろいろ考えました。口では「大変だ」「ヤバイ」といいながら、知らず知らずのうちに今の状態に満足して、腰が重くなり、前に進まず止まっていたような気がします。恥かしながら、また気づくのが少し遅いかもしれませんが、これからいろいろチャレンジしてみようと思いますし、自分の頭に描いていることを少しずつ実行していこうと思いました。(※今はそれは自分の胸にしまっておこうと思います)

今日はちょっと今の自分の思いを綴ってみました。