スポーツ本

この何か月かで読んだスポーツ関連の本をいくつか紹介します。

まず、昨日電車の中で読み終わった本ですが、、

陸上のハードル選手:為末大選手が書いた
「日本人の足を速くする」

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日本人の足を速くする (新潮新書)

日本人の足を速くする (新潮新書)

陸上については門外漢な私ですが、この為末大選手には前からちょっと注目しています。コーチをつけず、常に自分の頭で考え続けることで、ただの一発屋に終わらず結果を残してきた選手です。スポーツを科学する一方で、常識を逆手にとってみたり、運を味方にする発想など、その考え方には見習うことが多かったです。
本人もこの本に書いていましたが、あと数日で始まる大阪の世界陸上、そして来年の北京オリンピックに自分の集大成のつもりで、選手としてのピークをもっていくそうです。注目していきたいと思います。


そして、これもベストセラーになっていました。いわゆる松井本です。
ヤンキース松井秀喜選手の「不動心」

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不動心 (新潮新書)

不動心 (新潮新書)

やっぱり松井選手はスゴイですね。選手としての実績はいうことありませんが、試合に臨む心構えや周りへの配慮など、そして小さい頃から学生時代の恩師の話など、なるほどと納得した一冊でした。

そのなかで印象に残っているのが、彼の母校:石川県の星稜高校の監督の言葉です。

心が変われば行動が変わる

行動が変われば習慣が変わる

習慣が変われば人格が変わる

人格が変われば運命が変わる

なかなか深い言葉ですね。スポーツ選手でない人間にも当てはまることだと思います。


そして、ちょっと変わった視点からの本ですが、、、
ヤンキース流広報術」

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ヤンキース流広報術

ヤンキース流広報術

この本は、ヤンキースの広報の広岡勲さんが書いた本です。
個人的にはスポーツシーンの裏方で活躍する方に非常に興味があります。
広岡さんは、報知新聞の記者で巨人番だった方で、松井選手がヤンキースに移籍する直前にニューヨーク市立大学大学院でジャーナリズム論を学んだ方です。ちょうど留学が終わり、日本に戻ろうとしていた時に、松井選手に請われてヤンキースの広報になったのですが、当初3か月のつもりが、そのままずっとヤンキースの広報として仕事を続けている方です。選手とは違った視点から、ファンに求められること、突然問題が起きたときの対応、情報の発信と受信などなど、スポーツということはさておき、広報という仕事にスポットを当てた本でした。

すべてが、日本企業に活用できるという訳ではありませんが、学ぶべき点も多いような気がします。ファンを「顧客」として、選手を「商品」と置き換えれば現実の企業広報にも役立つかもしれませんね。

スポーツと現実の社会は、つながりがないようで、実はスポーツから現実社会が学ぶべき点が多いような気がします。
これからもちょくちょく、私が気に入ったスポーツ本を紹介したいと思います。