二足のわらじ
本屋で目に止まった本があり、すぐに買いました。
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- 作者: 加藤仁
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/06/02
- メディア: 単行本
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宿澤広朗さんってご存知ですか?
ラグビーを好きな方ならよくご存じだと思いますが、
- ラグビー日本代表の選手、そして監督としても活躍し、日本代表監督ときのはスコットランドにも勝ち、ラグビーワールドカップで唯一の勝利を挙げた。
- 仕事では、住友銀行に入行し、ロンドンで為替ディーラーとして活躍
- 三井住友銀行では、専務取締役で将来の頭取候補だった
という方です。
この本はその宿澤さんの一生をまとめた本です。
宿澤さんは、昨年の6月に山登りに行って、そこで突然亡くなりました。三井住友銀行の役員のまま55歳で亡くなりました。
私が入社して1年目のときに、部署の少し上の先輩から宿澤さんを呼んだ飲み会があるから、と言われて一度だけお会いしたことがあります。会うといっても30人ぐらいの会で、一番の若手だったので、ほんの少しだけお話ができた(正確には話を聞くことができた)ことがうれしかった記憶があります。またラグビーの早慶戦や早明戦でNHKの解説者としてもよく出ていました。
ラグビーでも、仕事でも「情報」の収集・分析・活用に力を入れて、格上の相手にいかに勝つか、といったことに挑戦していたようです。単に運がよかったのではなく、本のタイトルにもあるように、常に努力によって運を支配した方なのかもしれません。
仕事では、業績もあげていて、上から受けもすこぶるよく、三井住友銀行の頭取候補だったようです。またラグビーの日本協会の役員だったのですが、かなりの改革派で、急進的だったため最後は協会を追われてしまったようです。
個人的には宿澤さんが亡くなって非常に残念です。
合掌