命の尊さ・・・

本日は久しぶりにNHKプロフェッショナルを見ました。
今日は、海上保安庁のヘリコプターパイロットの森公博さんでした。(放送はコチラ

森さんは数年前に暴風で座礁した帆船の救助で、伝説となった150人近くの救助で活躍し、ヘリコプターパイロットの中で誰もが認めるプロ中のプロです。今回はそんな森さんの日常に迫るものでした。

海上保安庁はヘリのパイロットだけでなく、海難救助の部隊(いわゆる「海猿」)など、日頃の鍛練が必要で、森さんだけでなく、誰もがあくなき向上心を持って取り組んでいる様子が伝わりました。


そして、「なぜそんなに頑張れるのだろうか?」ということが、今回のドキュメントの核心だったのかもしれませんが、森さんは
どんな人にも家族がいる。遭難した人を助けてその家族のもとに必ず送り届けたい、という強い気持ち、信念がありました。


森さん自身も、自分の実力を過信してどんな状況でも遭難した人を助けることができると考えていたのですが、奥さんの病気によって命の尊さ、家族の大切さを改めて強く感じ、どんな遭難のときでも可能性がある限り救助するためにあらゆる状況でもなんとかするという気持ちが大切だと感じたようです。


地位や名誉、お金ではない、強い使命感と高いプロ意識をもった、正真正銘のプロフェッショナルでした。このプロ意識は見習わないと強く感じました。



ところで話は変わりますが、本日は「September 11」でした。
あれから6年も経ちました。時間が経つのは早いですね。昨年NYに行って、「グランドゼロ」に行ったときの思いが蘇りました。あの光景を見ると、日本は本当に平和な国であることを実感しますし、一瞬でビルが崩れ数千人の命が失われたことが信じられませんでした。また、今も、なぜ尊い命が失われたのかわかりません。しかし、それが現実であることも実感しました。

あの「グラウンドゼロ」の光景はきっと一生忘れないと思います。

合掌