とある官庁の方と飲みました

本日は仕事で大変お世話になったとある官庁の方と飲みました。いわゆる霞が関の官僚の方です。

現在の私の仕事で、とある省庁の下部組織と連携をとることになったのですが、その際に大変お世話になった方々です。もちろん接待というわけではなく、会費制で、双方の管理職なしで、お互いの慰労会という位置づけのものです。お互いに苦労を分かちあったので、ざっくばらんな感じで飲みましょうということになりました。こちらは、私の先輩と後輩二人の4人で、先方は2名の方の全部で4人です。


先方のお二人は一人はいわゆるキャリア採用の方と、もう一人はノンキャリの方でお二人とも私より4歳ぐらい上の方です。
私がイメージしていた官僚のイメージ(非常に堅い、堅物だったり、あるいは近寄り難い感じ)ではなく、お二人とも非常に気さくで、仕事をご一緒させて頂いたときも、多少時間はかかりましたが、非常にスムーズに進み、私たちにとてもよくして下さった方でした。


飲み会の最初は今回のプロジェクトの苦労話や現在の進捗の話でお互いの苦労をねぎらいました。その後はいろいろとお互いの組織の内情の話をしました。詳しい話をここですると、どこの省庁の方かわかるので割愛しますが、最も面白かったのは、国会対応の話です。いろんな裏話を聞きました。


ほんのちょっとだけ話を書くと・・・

どの省庁でも国会対応の仕事があります。国会の会期中は与野党の国会議員から質問が来ます。質問が来るかどうかわからないので、いつも質問の対応をするために待機しなければなりません。それが夜中になったり、あるいは待機していたけど質問が来なかったなんてことがよくあるそうです。
普通、一人の国会議員から10個ぐらいの質問がくるものなのですが、今、野党第一党で比較的テレビにもよく出で、世の中ではよく頑張っているといわれる中堅の議員の方は70個ぐらいの質問を送ってくる、しかもその質問に関して国会や各委員会で全く議論されない、なんてこともあるそうです。実際はテレビと違って、意外にねちっこい方のようです。


また、このあいだ、とある有名人(?)と密会していた国会議員の方(ここまで言ったらわかるでしょうか?)は、その方からの質問に答えるために、その方の議員事務所に説明に伺ったところ、一生懸命説明しているのに、あまりにも態度がひどくて(かなり偉そうだったようです)、その官僚の方は心の中でちょっと怒っていたのですが、やっぱりどこかでボロが出る、なんて話で盛り上がりました。特に最近は若い議員の方が増えて、一方で若くして議員になると、どこか態度が大きくなってしまう方が結構多いという話にもなりました。話によると与党の方よりも野党の方が態度はひどい方が多いようです。


「実るほど首を垂れる稲穂かな」ということわざがありますが、まさにそうなのかもしれませんね。


ちなみに、飲み会の後、そのキャリア官僚の方は夕方に予定外に急遽議員の方から質問がくることになってしまい、また霞が関に戻って行きました。さっすが・・・(ということで、本日はお酒はあまり飲まず、話と食事で盛り上がりました)

官僚の方は天下りなどで批判されることも多いですが、どの省庁の方も、本当によく仕事をされています。。これは本当です


また、年末年始のところでご一緒する約束をしました。次回も非常に楽しみです。