ここ最近読んだ本をいくつか・・・
ここのところ、仕事が忙しいので、読書が進んでいませんでしたが、印象に残った本をいくつか紹介したいと思います。
まずは「公認会計士vs特捜検察」
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- 作者: 細野祐二
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2007/11/22
- メディア: 単行本
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「キャッツ」というシロアリ駆除の会社が不正会計で上場廃止になり、また不正会計で社長をはじめ役員、弁護士、そして著者である公認会計士が逮捕され、裁判で有罪になります。しかし、著者は身に覚えのない罪であることを主張し、二審でも有罪になるという実際の話をこの会計士サイドからの視点で書かれた本です。
私は誰が正しいとか裁判の結果はともかく、特捜検察の凄さが垣間見られる本です。しかも、裁判は本当に大変ですね。登場人物の人間臭さも出ていて、かなりリアルな気持ちでこの本を読みました。
また、「経営者とはどうあるべきか」ということも改めて考えさせられる一冊です。興味のある方にはオススメの一冊です。
そして次にこちら
「福島孝徳 脳外科医 奇跡の指先 すべてを患者さんのために」
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- 作者: PHP研究所取材班
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2008/01/07
- メディア: 文庫
- クリック: 6回
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以前、情熱大陸で取り上げられていた、脳外科医の福島孝徳先生の本です。情熱大陸を見た時に、この人すごいな〜と思っていたのですが、先日、本屋に文庫本が置いてあったので買いました。(※情熱大陸の放送はこちら)
世界でも屈指の脳外科医の福島先生は、「一人でも多くの人を助ける」という一心でこれまでこれられた方です。
日本では実力がつかないことを悟り、一人でアメリカに渡って数多くの手術を行い実力をつけ、現在では1年に日数以上の脳外科の手術をこなし、また一人でも多くの優秀な脳外科医を育てるために私財をなげうって後進の指導にもあたっている方です。
日本では誰も助けることができないとお手上げの状態の患者さんを数多く助けてきました。ほんの少しでも可能性があれば、できるだけの努力をするという方で、テレビの反響もあり、毎日、FAXやメールで手術の依頼が舞い込んできています。
福島先生の心意気には本当に頭が下がります。
またこの本では、日本の医療制度や医者の育成についても一石と投じているので、こちらも興味深かったです。こんなことを言うのは何ですが、本当に実力のあるお医者さんは儲からないのかもしれませんね。もしかすると実力と報酬が比例していない業界なのかもしれません。
また次回以降も引き続き紹介していきたいと思います。