リヴァンプ:玉塚さん

大学院の後期のS山先生の「企業価値向上論」の授業では、10人の経営者をお呼びして授業を進める形式となりました。

本日のゲストはリヴァンプの玉塚さんでした。玉塚さんはご存じのとおり、ユニクロの前の社長をやった方で、またラグビーファンの私は、慶応のラグビー部出身の人というイメージもあります。リバンヴァンプは不振企業の再生のために、自ら出資して、ハンズオンの形で関わっていく会社です。

玉塚さんのリヴァンプは、クリスピードーナッツやアイスクリームのコールドストーンへの出資と成功、またロッテリアの新商品の開発による再生など、間近にわかる成功例がいくつかあります。一方で、失敗も結構しているとのことです。


授業では、玉塚さんの話は・・・

「アツイ!」

この一言につきます。ビジネスに対する「情熱」は、他の人とはまるで違うようものを感じました。

しかし、その玉塚さんよれば、ユニクロの柳井さんの情熱は、自分の比ではなく、さらにそれをものすごく上回るとのことでした。恐るべし・・・
世間でいう「成功者」の陰には、この情熱が必要不可欠だと感じました。この情熱が、ビジネスに対する執念を生み、そして成功へ導くのだと思いました。


そしてもうひとつ。
成功には、「周りの協力」が必要不可欠とのことでした。自分の情熱をいかに周りに伝染させていくかが重要なのだと力説していました。これは経営者だけでなく、サラリーマン生活にも通用するのだと思いました。これも納得でした。自分一人では何もできないし、できることも限られるという部分は非常によくわかりました。


最後の質問コーナーで、私も思わず質問してしまいました。
「私はラグビーファンで、慶応の試合もよく見ています。ラグビーでは、一人のスターだけではチームは機能しないと思います。企業再生においては、ひとつのベクトルにまとめいくために、どのように取り組んでいますか」と・・・


そこで、すかさずS山先生から、
「玉塚さん、ラグビーの話になると、ずっと話続けるからね〜」


そして、玉塚さん
ラグビーは非常に経営に通じるものがあります。やはり、企業を一つにまとめるためには、ラグビーと同じく一人一人を対峙して、思いを伝えていくことが重要です」という感じの答えを頂きました。

最後に、名刺交換もさせていただきました。

この授業に出ているからこそ感じられた有意義な時間でした。