子供の教育を考える・・・

タイトルからちょっと小難しい話題になってしまいました。とりとめもなく書きます。

つい先日ノーベル化学賞を二人の日本人が受賞しました。とても素晴らしいことだと思います。
お二人の受賞のコメントから、社会的に役立つ研究に取組むという強い信念が感じられ、またそれを愚直に実践する姿に感銘を受けました。ノーベル賞を狙いに取りにいってあきらめかけた頃に受賞したというコメントもありました。そういう一途なところも非常に大事だなと思いました。

さて、そんな私も子供を育てる親になりました。今はまだ2歳半になる子供と、どっちが子供がわからないような感じで接しています。そんななか、自分の子供にノーベル賞を取らせたい、なんて逆立ちしても言えませんが、子供にはせめて何か一心不乱に物事を突きつめるような、そしてそれが社会に役立つようなものに取りくんで欲しいなあ、と思うことがあります(なんて、親が親なんで、DNAを見ればそんなことをいうこと自体どうかとも思っていますが)。

「子供の人生は子供が決めるもので、親があれこれやるべきじゃない」と思いつつ、一方で「子供の教育環境を整えるのが親の仕事」と思っている節もあり、今後どうやって子供と接していくのがよいか、よく考えることがあります。
これは自分の亡き父が言っていたことでもあり、自分のためにいろいろ尽くしてくれた親に感謝しつつも、私自身あまりパッとしない人間で親に申し訳ないと思っています。また今度は親になった自分が子供のために何をすべきか、何を残してあげるのか、など、それこそ自分の仕事をしつつも、子供のことも考えていかないといけないとも思っています。

まあこれについては賛否両論、様々な意見があるのは認識していますし、「子供は勝手に育つもの」という意見があるのもわかります。

最近、大学のゼミの先輩のや大学院で一緒だった方々、あるいは最近仲良くしている同世代の方々と「子供の受験どう考えていますか」なんて話をしていること自体、またそれに乗せられること自体、まだまだ私も親失格だなと思いました。

子育てといいながら、実は親が子供に育てられる側面もありますが・・・

と、とりとめのない話題を書きましたが、なんでこんなことを思ったかというと、先日、会社の後輩に薦められた本を読んで考えさせらたからです。その本はこちら

  ↓↓↓

千住家の教育白書 (新潮文庫)

千住家の教育白書 (新潮文庫)

千住家と言えば、子供3人をすべて世界的に有名な芸術家(画家、作曲家、バイオリニスト)に育てたお母さんが書いた本です。ご主人は大学教授でありましたが、家系は決して裕福だったわけでもなく、お母さんも普通のサラリーマン家庭に育った方です。

そんな千住家では3人の子供の意志を尊重しながら、ある時は受験やコンクールなど厳しい環境に子供おき、3人のお子さんを育てたようです。一方で、たとえばバイオリニストの娘さんの実力が上がるにつれて、子供によいバイオリンを与えるため、あるいはレッスンのため、家計は火の車だったようです。

この家族、大学教授であるお父さんが子供の意志を尊重し、ときには子供と一緒に考え悩み、決して妥協を許さない姿勢に感銘をうけました。
でもなかなか、できないと思うのですが。。。

私も、これを読んでちょっと考えさせられました。
ということで、お子さんのいる方に一読をおススメします。最近の読んだ本の中ではかなり面白い部類です。
ちなみに、我が家も妻にもススメたのですが、読んでませんでした(笑)

ということで、今度、非公式に皆さんのお子さんの教育に関する意見を聞かせてください。もちろんお酒でも飲みながら。


余談ですが、この会社の後輩に、子供が生まれたときに、以下のDVDをもらいました。その後輩からは、「しっかりした日本語のわかる日本男児を育てて下さい」というコメント入りでした。それは私に対する当てつけか、と思いつつも、素晴らしいプレゼントに感謝しています。

   ↓↓↓

にほんごであそぼ 萬斎まんさい [DVD]

にほんごであそぼ 萬斎まんさい [DVD]

最近、子供が野村まんさいのフレーズをよく真似するようになりました。こうやって言葉を覚えていくんですね。。。
日本の有名な詩などが入っていて、子供よりも親が勉強させられます。
ゲームしたり、つまらないテレビ見せるよりは、このようなDVDや童謡など、同じものを何度も繰り返し見せたり、聞かせたりするのは良いみたいですね。

ということで、こちらもお子さんにおススメです。クリスマスのプレゼントに玩具よりもよいのではないでしょうか。


今日は取りとめのない、また正解がない話題でした・・・