ケーススタディ:旭硝子

本日のバリュエーションの授業では、ケーススタディとして旭硝子の事例を取り上げました。
事前に宿題で、ハーバードビジネススクールで使用された15〜16ページの英語論文をまとめる宿題がでていて、前日に朝方までかかってまとめていました。


さて、旭硝子は板ガラスの分野では世界シェアトップで、年間売り上げが1兆円を超える大企業のひとつです。

最近ではプラズマディスプレイで使用されるガラスの売り上げや利益が多くを占めておりますし、世界の自動車で使用されているガラスの1/3ぐらいは旭硝子の製品だそうです。

そんな旭硝子もさまざまな理由から2002年ごろから経営改革に取り組み、いまも継続しているようです。会社を大きく4つに分社して、そのうち2つの会社のトップに外国人を据えるということで、かなりドラスティックな改革に取り組んでいるようです。

社内の評価基準としてEVAを導入していますが、このEVA導入がうまくいっていない日本企業が多いなかで、松下などと並んで、比較的うまくいっている部類かもしれません。

事前に課題論文を読んでいただけあって授業は面白く感じました。


しかし、先生から苦言がひとつ。
全員に対して、もっと授業中に発言をするように!

とのことでした。

また、たとえば、ケーススタディをメインでやっているハーバードビジネススクールや竹橋の同じ建物で行っているすべて授業が英語の一橋の昼間の大学院では、学生が年間に扱うケーススタディは200を超えると言われました。それに比べるとかなり少ないので、成功や失敗を問わずもっといろいろなケースを見た方がよい、との話も伺いました。

なるほど・・・


それにしても、本日は面白い授業で、睡眠不足もふっとびました。